屋根塗り、マスキング外しましたところ、バッチリでございました。
次、貫通扉。
何色を塗るべきか、「我が心の飯田線」掲示板では原口さん含め皆さんにアドバイスいただき、大変助かりました。原則として戦前型は薄茶、戦後型も同様ながら、アコモ改善を受けたものは薄緑、ということで、今回は2両とも薄茶でいきます。モハ72901は試作全金車で、「旧型国電50年II」に内装がとてもきれいに整備された云々という記述があり、薄緑の可能性も捨て切れないのですが、いつものことながら、判然としない箇所は都合のいいように解釈しときましょ。
で、塗料ですが、教えていただいたのは、GSIクレオスの45、セイルカラー。マッハだと213の薄茶色6号、でしょうか。両方手元にないもんで、例によってハンブロールでそれっぽい色(121 Matt Pale Stone)を使います。
話がややこしいんですが、真鍮に塗る際のプライマーは、
マッハの塗料→メタル用シールプライマー
プラ系の塗料→エッチングプライマー
で、マッハの塗料の時はエッチングプライマーでも可のようですが、逆は不可(プラ系の塗料を塗る際にメタル用シールプライマーを使ってはダメ、ヒビ割れの可能性大)、ちゅうことなんで、
車体:マッハ塗料→メタル用シールプライマー
貫通扉:ハンブロール→エッチングプライマー
ってことになります。マッハの薄茶を持っていれば、全体にメタル用シールプライマーを吹いてオシマイなんですが、ごちゃごちゃ書いてすみませぬ・・・・。

溶剤まで専用のものがあるのですねぇ。
クモハ31000は貫通扉以外全てをマスキングする必要があるわけですが、面倒くさいので筆塗りしちゃいましょ。モハ72901は、貫通扉が別パーツでまだ接着してませんので、エアブラシするべ、と思ってたのですが、たったこれだけのために掃除だなんだと面倒なんで、筆塗り敢行。
ところがですねぇ、貫通扉の筆塗りって、難しいんだなコレ。
1.Hゴムやプレスモールドに塗料が溜まって溝が埋まりそうになる。
2.これらモールドの肩の部分は塗料が乗りにくい。
3.筆塗りにしては平面の面積が大きいのでムラを作りやすい。
先に完成させてる3両を塗った時、この難しさに気付いてたので、次はエアブラシすべしと誓ったことを今更思い出しても、もう遅い・・・・。

見事にボテボテしてしまった・・・・。進歩ねぇなぁ、オイ。
まあね、連結面だからさぁ、編成作ればほとんど見えないんだし、と言い訳しておきましょ。

キッチンさんのキットでは、貫通扉は内板そのものにモールドがあるわけですが、渡り板が上がった状態、っちゅうのはどうなんでしょ? 実際は連結してるなら必ず降ろしてるんだし、別パーツ化とは言わないまでも、上げた状態のモールドより、いっそのこと無い方がいいのではと思います。ま、筆塗りでボテボテやってる人間が言っても迫力ないっすな。
エアブラシ掃除すんの面倒くさいでぇ、と思って筆塗りにしたわけですが、筆の洗浄もやってみるとエアブラシ同様にそれなりに時間がかかり、乾燥を待っては何度も重ね塗りしたんで、作業時間が短縮されたわけでもなく、おまけに仕上がりはイマイチ・・・。
いやいやー、貫通扉、キレイに塗りたきゃ、エアブラシが鉄則! ゆめゆめ忘れることなきよう・・・。



追記です。飯田線の掲示板でアドバイスいただいた色は、クリーム9号(=GSIクレオス45、セイルカラー)でした。マッハさんの同色は、213薄茶6号と書きましたが、あらためてマッハさんHPを拝見すると、クリーム9号は216番で「20系の内張り」とあります。ん???と思ってRMMポケットのNテクマニュアルの資料で見比べてみると、明らかに似て非なる色です。共に旧国以外の車両の内張りとなっており、なんだかよくわからなくなってきました。個人的にはクリーム9号が正しいのではないかという気がする一方、どっちも充分雰囲気は出ますので、どっちでもいいのかな、などとも思います。
テーマ : 鉄道模型
ジャンル : 趣味・実用