N de 旧形国電

Nゲージで旧形国電のキット製作を楽しもう!

2007-10

ドイツで蒸機テツ

ドイツでの鉄レポートです。
鉄は熱いうちに打たんならんので、どうか一日だけお付き合いのほどを。

参加したイベントはPlandampf。ドイツではお馴染み、定期列車を蒸機に牽かせるイベントです。無理矢理例えると、福知山を中心に、山陰・福知山・舞鶴・小浜線で、3日間ぐらい100キロ以内を走る列車の3割が3〜4日間蒸機牽引に替わる、って感じでしょうか。朝の通学列車もゴーグルとマスクで武装したPlandampfer(※蒸機専門の乗り鉄、蒸機乗りを満喫するために常に窓から身を乗り出し、煤煙を避けるためにゴーグル着用が常識)に占拠されてしまうので、地元の利用者に不興を買っているのは間違いないんですが、まあ、そんなイベントです。参加者は金を払ってInfopackと呼ばれる時刻表を買います。

90年の壁崩壊による東西ドイツ統一の際、戦時体制の非常用として東側に保管されていた稼動可能な蒸機に着目した西側のファンが、当時の東ドイツ国鉄と交渉して実現されたもので、以来脈々と現在に至るまで続いています。

残念なのは、やはり年々イベントの内容が薄くなってきていること。今回もInfopackを受け取って、走る区間の短さ、蒸機牽引の列車本数の少なさ、参戦するカマ(3種4機、うち大形1機)に少々落胆・・・。ま、そんなこと言うてもはじまりまへん、戦友と合流してGO!!

で、ロケハンしてこれまたビックリ、全然撮るとこないやん・・・。蒸機の貨レはDLに置き換えられるし、貨レも同形式の有蓋車を10両ぐらい繋げただけ・・・。ショボイなぁ、パッとせんのぅ、今回は・・・。初めて参加したのは94年、以降96年、02年と、何回か来てますが、もうかつての勢いがなくなってしまったことをあらためて実感。走れるカマも減ってきたし(旧東独国鉄=DR, Deutsche Reichsbahnは、94年に旧西側国鉄=DB, Deutsche Bundesbahnに併合され、新DB=Deutsche Bahnとなり、いわゆる合理化がスタート)、制御システムが新しくなって、蒸機が走れる区間は減ってるちゅうし、内容が悪くなって、参加者=出資者が減って、さらに内容が悪くなる、という悪循環が見えます。

一点だけ好印象だったのは客車です。ものの見事に70年代の客車を揃えて出してきて、ほぼ完璧でした。Plandampfの思想は、「あの頃よ、もう一度!」なワケで、毎回客車にも拘っているのは承知してましたが、これほど見事に当時の客車を出せるあたり、ドイツの鉄道趣味の奥深さを感じずにはいられません。すごいのが、見事に汚れてるんですわ、この客車が。あいにくカマはピカピカでちょっとアンバランスでしたが・・・。

企画者=Organizerの連中って、当日は調整・連絡・意思決定なんかに忙殺されて、好きな場所で写真撮ったり、列車に乗ったりって、ほとんど出来ないと思うんです。もちろん営利目的でやってるはずもなく、それでも彼らを駆り立てるのは、生き生きと活躍していた頃の姿を今一度目にしたい、という蒸機への情熱でしょうか。今回の内容そのものには、あまり満足していませんが、数々の苦労・困難を乗り越えてイベントを実現させているOrganizerには頭を下げるほかありません。Plandampf、前回02年に訪独した際は「もうこれが最後や」と観念しましたが、オランダ駐在の機会を得て再び参加することが出来ました。「もう一度」はもうないと思いますが、どのような形ででもいいから、この先も続いて欲しいなぁ、と願っています。
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※例によってメインをポジで撮ってて、この写真はブログ用ですんで、ポールがカマの顔にかかってるヘボはご容赦を・・・。

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