昨日の続き、3位乗務員扉次位の窓の処理、つまり外板該当部を抜いて内板の窓枠寸法に合わせるヤスリがけ、終了しました。珍しく上手に済ませたつもり(笑)ですが、写真撮り忘れ。いずれご紹介しましょう。
増設側乗務員扉部の加工ですが、

よく見ると、実はかなり厄介であることに気付きます。
ご覧の通り、12032(12031キット)とトレードして持ってくる一般の寸法の付属パーツは幅が広くて入らない。話はそれだけじゃなく、キットはいわゆる段付き(=外から見て、扉が一段奥まっている状態)を表現するために、内板裏側に段が付いていて、扉がはまるようになっているわけですが、扉上部を上に広げつつ段を維持する、なんてこと、出来ないでしょ? 写真に写っているこの段差は、表から見て段付きそのものになるわけですから、4辺しっかり維持しないとダメなわけです。
おまけに昨日書いた通り、内板の扉部分だけを車端よりに数ミリ寄せないと外板の開口部と合わないんですよね。昨日は外から見える内板の車端よりをヤスる、なんて簡単に書きましたが、そうすると段が消えてしまうわけ。というか既に扉の中央寄りは段が外板の下に隠れてしまってるわけで、それもなんとかせねば・・・・。
ナニ書いてんのか、わかんないっしょ?(笑)
まーそのー、やってること・考えてることは出来るだけ正確にお伝えしたいと思ってるわけですが、こんなマイナーな車両の一般的でない加工の方法を決める、検討内容の詳細を延々書いても仕方がない気もしますので、この辺にしときます。結論だけを言いますと、今は何もしないことにしました。ハンダ付けの際にうまく処理する方法を思いつきまして。だったらこんなに長々と書く必要もなかったわけですが・・・。
はい、次の作業、増設運転台側妻面の加工。クモハ12の中では珍種と言える、非貫通顔です。まるで昔から知ってるかのような書き方ですが、あらためて情報を芝生さんの掲示板に提供下さった方々にお礼を申し上げたい。
で、何をするかというと、

右側の前位に比べて、変顔になっているのは一目瞭然、そう、内板はクモハ12020キットからなので、標準的な貫通・片隅式・直線雨樋の顔用なんですな。
左右の窓枠はシコシコ内板を削ればいいとして、真ん中の窓はどうすりゃええんじゃ?
(中央窓)の左右はHゴム部分を削ればどうにかなりそうですが、上辺は枠部分が欠けてます。下辺も左右ほどの幅がなく・・・・、と首をひねること小一時間。
①内板の中央窓部を丸々抜いて、窓枠を新設する→時間かかりそうで乗り気がせん
②窓枠パーツ→桟を切る必要があるし、すぐにヘナヘナするんで顔には使いたくない
③プラスリップなどで表現→今回は出来るだけ真鍮で完結させたいんです
結論。
左右: Hゴム部を削る。
下辺: ハンダを溝に盛る。ヤスリで平面に整形。外板張り合わせ時に該当部ハンダが溶けないよう注意が必要
上辺: 左の窓の桟を切って、上辺の窓枠として利用。張り合わせ前にハンダ付けして、平面整形。やはり張り合わせ時に該当部ハンダを溶かさないよう注意
ってことにしました。ウ~ンッ、実に脳内加工、絵に描いた餅的な、危険な香りがします(笑)。ホンマにそんな器用なことできんのかよ?と我ながら甚だ疑わしい・・・・。
そんなわけで、今日はあーでもないこーでもない、とパーツを両手に悩みぬいて、全く作業が進まないまま工作時間が終了してしまいました。
最近、こんな面倒くさい加工をせんとあかんのやったら、12020と12031でそのまま素組みすりゃヨカッタ、と思うことがしばしばあります・・・。とはいえ、31系標準顔が3両出来ちゃってもつまんないしねぇ、ま、コレが済めば、残りはいたって標準的な工作になるはずです・・・。
テーマ : 鉄道模型
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